公開講演会「日本の田舎にて成長の先にある生活を?コミュニティー?エコセラピーによって、人々と土地との絆の新たなる意味の発見を促す」

INFORMATION

  • 2024年5月17日(金)17:30~19:30
  • 池袋キャンパス 太刀川記念館3階 カンファレンス?ルーム

生活の糧としていた稲作が出来なくなり、高齢化が進み、都市部への人口流出、それによる急速な人口減と地域の活力の減退など、根深い問題を日本の山間の村や町は抱えるようになり、もう長い時間が過ぎています。廃屋となった農家、休耕地となっている水田や荒れた畑などが、所々に見受けられる風景が、ますます何処にでも見られるようになっている事で、これらの荒涼とした現実は明白です。このような傷ついた場所の中で、活気に満ちた未来を思い描くのは難しいですが何とかしなければなりません。地域の食べ物や観光などの分野では、経済的な活性化に向けての取り組みがまだ盛んに行われている一方で、目には付きにくくとも同様に重要な分野として、イメージや感情の面で新たな意味を発見する事が大切です。環境が悪化していくこの避ける事のできない現実に直面しつつ、なお、いったいどのような創造的なプロジェクトが地域コミュニティーの消えゆく土地への愛着、記憶、物語を再発見し、再生できるのでしょうか。現在のeco-psychology?ecotherapy?community psychologyを踏まえて、山梨の北杜市での地元の人達とやってきたplace-makingの実践としての森林浴やストリーテリングなどについてお話し、その意味するものや、やりがいを考えていきます。

講師

独立学者、ライター、講演者、ファシリテータ
Daniela Kato 氏

環境人文学の学問的経歴とエコセラピーの訓練を受けた、独立学者、ライター、講演者、ファシリテーター。日本の大学で革新的な英語プログラムを10年以上指導した。国際学会で幅広く発表し、学術誌や書籍に数多くの論文を発表した。環境関連の雑誌や書籍で創作活動を行う。風景、人々、伝統的な物語を織り交ぜた教育プログラムを通じて、学術研究の世界と地域社会の世界をつなぐことに尽力している。

通訳者

会議通訳者、本学兼任講師、ESD研究所研究員、社会デザイン学会理事、社会デザイン研究所特別研究員、韓国NRF(韓国研究財団)研究協力者
森田 系太郎(もりた けいたろう)

翻訳通訳学修士(会議通訳専攻;モントレー国際大学院)、本学社会デザイン学博士。編著書『環境人文学Ⅰ&Ⅱ』(勉誠出版2017)『ジェンダー研究と社会デザインの現在』(三恵社2022)に加え、複数の英語の共著、ならびに論文には「〈交差性〉を脱人間中心主義化する——エコフェミニズム再考」(『現代思想』2022年5月号)等がある。

詳細情報

名称

公開講演会「日本の田舎にて成長の先にある生活を?コミュニティー?エコセラピーによって、人々と土地との絆の新たなる意味の発見を促す」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

社会学部

共催

立教社会学会

お問い合わせ

社会学部現代文化学科特任准教授
モライス リリアナ

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